なぜ、あの人にこんなに反応するんだろう?

こんにちは。
くつろぎのセラピスト Megumiです。

誰かの言動に、なぜかイライラする。

たいしたことではないはずなのに、妙に引っかかる。

あの人のこういうところ、苦手だな

そんなふうに、誰かに強く反応することはありませんか?

もちろん、本当に相手の言動に問題があることもあります。

でも、その出来事を「自分にくつろぐ」という視点から見てみると、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。

今回は、心理学者カール・ユングの「シャドウ」という考え方をヒントに、自分の心の反応について考えてみたいと思います。

シャドウとは、心の奥に隠れている自分

シャドウと聞くと、

「自分の嫌なところ」
「悪い自分」

のようなものを想像するかもしれません。

でも、シャドウは単に悪い部分という意味ではありません。

自分では認めにくかったり、

「こんな自分ではいけない」

と思って、心の奥へ追いやってきた自分の一面も含まれます。

例えば、

本当は疲れている。

本当は断りたい。

本当は誰かに頼りたい。

それでも、

「大丈夫」
「私がやります」

と、自分の気持ちを後回しにしてしまう。

そんなことを繰り返していると、その気持ちはなくなるのではなく、自分でも気づきにくいところへ隠れていくことがあります。

なぜか強く反応するとき

普段は気づいていない自分の一面が、人との関わりの中で顔を出すことがあります。

誰かの言動に、なぜか強くイライラしたり、モヤモヤしたりするときです。

そんなとき私は、

「私は、何にこんなに反応しているんだろう?」

と、自分の方にも少し目を向けてみます。

そうすると、

「こうするべき」
「こんなことをしてはいけない」
「私はこういう人でいなければならない」

そんな自分の中のルールが見えてくることがあります。

あるいは、その奥に、

「本当は私もそうしたかった」
「私だって、もっと頼りたかった」

という気持ちが隠れていることもあります。

誰かへの反応が、自分でも気づかなかった本音を教えてくれることがあるのです。

何でも自分の問題にしなくていい

ただし、誰かにイライラしたからといって、すべてを自分の内側の問題として考える必要はありません。

実際に相手の言動に問題があることもあります。

無理なことを頼まれていたり、嫌なことをされたり、自分の境界線を越えられていたり。

そんなときまで、

「私の心に問題があるのかも」

と考えなくて大丈夫です。

大切なのは、

相手の問題と、自分の心の反応を分けてみること。

そのうえで、

「それでも私は、どうしてこんなに心が動いたんだろう?」

と、自分にも少し目を向けてみる。

そこに、自分を知るヒントが隠れていることがあります。

「こうあるべき」の奥にいる自分

前回の記事では、社会の中で身につける役割「ペルソナ」を、洋服に例えてご紹介しました。

「しっかりした人」
「迷惑をかけない人」
「何でも自分でできる人」

そんな洋服を長く着ているうちに、

「できない」
「やりたくない」
「助けてほしい」

という素直な気持ちを、心の奥へしまってしまうこともあります。

だからこそ、自分の反応に気づいたときは、自分を責めるのではなく、

「私は本当は、どう感じているんだろう?」

「私は、本当はどうしたいんだろう?」

と、自分の気持ちに戻ってみる。

そして、できるところから、

「ここは助けてほしい」
「これは少し苦手です」

と、自分の気持ちを外へ出してみる。

それもまた、
自分を置いてけぼりにせず、
「自分にくつろぐ」ことにつながっていくのではないかと、私は思います。

もし、次に誰かに強く反応したときは、
その少し気持ちが落ち着いてから、

「私は、何にこんなに反応したんだろう?」

と、自分にも目を向けてみてください。

そこには、まだ自分でも気づいていない自分がいるかもしれません。

今日も、自分にくつろぐ時間を、大切に。

ラジオからも「自分にくつろぐ」ヒントを

ラジオでは、日常の具体例を交えながら、もう少し詳しくお話ししています。

ぜひラジオもあわせてお楽しみくださいね。

キャンドルタイムでほっと一息|Ep.2-66 心理学から学ぶ、自分にくつろぐ② なぜ、あの人にこんなに反応するんだろう?