こんにちは。
自分にくつろぐナチュラルマインドへと導く心理セラピストのMegumiです。
春は新しい出会いや環境の変化が多い季節ですよね。新しい環境は、私たちにワクワク感を与えてくれる一方で、緊張や疲れを感じやすい時期でもあります。
HSPやHSS型HSPの方は、その繊細さゆえに、人一倍疲れを感じるかもしれません。
今回は、そんな繊細さんの心を回復させる方法をお伝えしていこうと思います。
HSPとHSS型HSPの違い
はじめに、HSPとHSS型HSPの特性の違いについて簡単に説明しておきます。
HSP
・非常に感受性が高く、繊細である
・刺激にとても敏感で疲れやすい
・内向的で、静かな環境を好む傾向
HSS型HSP
・繊細さに加え、刺激を求める性質を持つ
・新しいことや変化を求めるが刺激に疲れる
・外向的な側面と内向的な側面を併せ持つ
つまり、HSS型HSPとは、HSPの繊細さを持ちながらも、自ら刺激を求めたがるという、一見矛盾する特性を持っているのです。
新しい環境や状況で緊張してしまう理由は?
HSPさんが新しい環境や状況になると緊張して体がこわばってしまう理由は、外界からの刺激や印象を感じ取る感受性の高さです。
新しい環境に入ると多くの情報が飛び込んでくることで、脳が常にフル回転していて心身ともに緊張状態が続いてしまうのです。
さらに、HSS型HSPさんは好奇心で自ら刺激を求めにいくので疲れやすく、精神的な疲労を感じやすいと考えられています。
具体的にはどうしたらいいの?
それは、周囲への観察を止めることです!
高精度な観察モニターが常に動いている状態なので、パチッとスイッチを切りましょう。
このずーっとしている観察を止めることで、情報過多の状態から抜け出して心身の緊張を和らげることができるのです。

周囲への観察を止めて心身のバランスを取ろう
周りがあまり気にしていないことを、一人で考えていることってよくありませんか?
例「同僚の表情が元気なく見えたとき」
→体調悪いのかな?悩みごとかな?
→後で声をかけてみよう、心配だな・・
例「電車で隣の人の香水が強いとき」
→キツイな、気になって落ち着かない。
→この場から避難したい、どうしよう・・
さらに、HSS型HSPさんは新しい発見や刺激を求めることに敏感なため、常にアンテナを張っている様な状態が通常モードです。
面白いことはないかと周囲を観察しながら、未知のワードや情報を察知したなら探究心がうずいて没頭モードへと突入していきます。
心は高ぶって夢中で楽しんでいたとしても、首筋や肩、背中は緊張状態が続いているので常に体のことを置いてけぼりにしています。

だから、やり遂げた後はぐったりして次のエンジンまでに時間がかる。やる気の波が大きくて落ち込むのはこれが原因なのです。
この状態を繰り返さないためには、観察することを意図的に止めて、心身のバランスを取る習慣を作ることがとても大切です。
具体的に何をすればいいの?
その場で簡単にできる方法をご紹介します。
①意識的に視線を外す
視線を一点に集中させるか、目を閉じて完全にシャットダウンをしましょう。
②呼吸をして体に意識を向ける
深呼吸を3回ゆっくりとしながら体の感覚の方へ意識を集中させましょう。
③好きな刺激を取り入れる
お気に入りの音楽を聴いたり、アロマの香りに集中することで心を落ち着かせましょう。
いずれか1つでもいいですし、①〜③を組み合わせても大丈夫です。
思考が強い方ほど最初は苦痛に感じることでしょう。特に、HSS型HSPさんは夢中になっている行動を途中で止めることにソワソワして抵抗が出てくると思います。
でも、自分がいかに人や環境・情報を無意識に観察しているのか、それによって過緊張になっているかに気づくことが重要なのです。
まとめ
いかがでしたか?
新しい環境や状況での緊張は、HSP/HSS型HSPさんにとっては自然な反応です。
しかし、その緊張を放置すると心身ともに疲弊してしまうので、意図的に周囲への観察を止めること、そして自分の内側に意識を戻す習慣を作るようにしていきましょう。
まずは、3分間などの短い時間からで大丈夫です。少しずつ心身の緊張を和らげて自分にくつろげる状態へ変えていきましょう。
もし、一人では難しいと感じる方は、お試しカウンセリングを検討してみてくださいね。
